5日目 10月2日(日) 曇り

氷河期の生き残りといわれるジャコウウシを探して

飛行場をはさんでホテルと反対側にある丘の上に米軍の残したいくつかの施設があって、そこまでは道がついています。昨日のトラックバスが走り始めてすぐに、割合に近いところに大きなジャコウウシが1頭見えました。6〜7歳のオスだということでした。オスは1頭か、若者が数頭群れることがあるそうで、野生哺乳類に多い生態ですね。
もう少し進んで運転手さんがオフロードと言って車体を斜めにしながらゆっくり走ってしばらくしたら、向こうの丘の中腹にメスと子供たちファミリーが一緒に行動していました。随分遠いのに、逃げてしまって丘の頂上まで行ってしまいました。何万年も前から生きていたジャコウウシですが、一時絶滅状態になり、デンマークに運んで繁殖に成功し、グリーンランドに放したそうです。
昨日通った道をしばらく進んでみましたが、パンフレットにあるような大きな群れは見られませんでした。アイスランドのトナカイはヨーロッパから運んだそうですが、グリーンランドには元からいたそうで、でも今回会えませんでした。もう少し寒くならないと奥地から出てこないそうです。
350キロはあるという巨体で意外に軽やかに
トットコ逃げ出しました
長い毛がふわふわ揺れてスカートに見えました
逃げてしまった子供2頭を含む
ファミリーが、丘の上に勢ぞろい

丘から見たカンゲルルススアークの町
右上に見える山すその建物群は空港建物とホテル
中央部の建物は保育園や郵便局、ボーリング場など
写真右の方へ進むと、米軍時代からのゴルフ場がある
長い長いフィヨルドという意味のカンゲルルススアーク
飛行機はこのフィヨルド上を南西に開けた海の方へ飛びます

アイスランドは火山が噴火して生まれた島
グリーンランドは海の底に堆積した土が岩となり隆起した島
サンコウチュウや貝の化石が今も出るそうです
向こうの山は雪をかぶっているように見えるけれど
白っぽい岩だそうです

高くなければ記念に買おうかと思ったトナカイの角でできた人形?ちいさいものでも1〜2万円では手が出ません
お店の飾り付けをカメラに収めて
建物内部、空港ゲート前の午後2時頃の気温表示板
前日乗ったラッセル氷河はポイント660と
呼ばれるらしい。そこに到達したという証明書


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海まで迫る氷河とこぼれ落ちた氷山
下のもこもこは雲
アトランティック機の機内
午後2時に、2泊したカンゲルルススアークと別れ、再びアイスランドへ。来るときと同じく飛行時間は2時間。時差2時間分、時計を進める。やはり軽食が出たけれど、さっき昼食を食べたばかり。お断りしました。

アイスランド・レイキャヴィークの泊まりは、初日と同じホテル・ラディソン・サス・サガ。 ただし今回は私たちのグループは全部バスタブなし。西洋人たちはあまりバスタブを使う習慣がないから、バスタブなしだからといって悪い部屋というわけでもなさそう。 シャワールームにはしっかりしたガラスの引き戸がついていて、シャワーは温まらないといっていた我らのグループの男性も満足されてるかも。
部屋は7階。街のほう、海の見えるいい部屋。夜10時半頃きれいなオーロラが部屋の窓からも見えたらしい。私はもう寝入った後でした。残念。仕方ないね。
雲がまるでオーロラのようですねぇ。グリーンランドで見たオーロラは、曇り空の雲が薄くなったところに少しだけ現れたほんの少し青味がついただけの白雲のようでした。この日のオーロラは後で写真を見せてもらったら、30秒間露出できれいに緑色のカーテンがそよいでいる、よく写真で見るオーロラそのままの姿でした。
肉眼で見ても、あんなに緑色が濃くは見えないらしいです。露出時間を長くして車の流れを写した写真が、よく赤いライトがきれいに流れた絵になっていますね。どうもそういうもののようです。
アイスランドのオーロラ観測についてはアイスランド航空のホームページに詳しかったが、いつの間にかサイトがなくなっていました。代わりといっちゃ何だけど、アイスランド観光文化研究所のわかりやすいページを見つけたので
そちらをどうぞ。