イ ン ド   ちょっとだけ

サモード パレス     (3泊目の宮殿ホテル)

夕方ホテルに着いて、中庭での食事のとき、小学校低学年くらいの男の子2人が、伝統の衣装らしい服を身につけて、踊って見せてくれました。見てしまったのですからまわって来られればチップを渡します。私たち日本人は、昔は知らず、子どもを観光客の見世物に使うことにとても抵抗を感じますね。でもきっと大人が稼ぐチップより相当多く集まるでしょう。大人の芸はプロでないとお金をとれないけれど、子どもはちょっとしたしぐさだけでかわいいから。

今回観光して回ったところはどこもインド有数の観光地で、ツアー客がとんでもない目にあうようなことはおそらくないでしょう。子どもを食事の席で踊らせるくらい、きっと他のことに比べれば大したことではないのでしょう。日本だって、数十年前まで、角兵衛獅子あり、見世物小屋ありだったのですから、あまり神経質に言い立てることはできません。

だけどどうでしょう。日本人ツアー客だけでも子どもの踊りにはチップを払わないと言ってみては。大人のプロの踊りなら見たいし、お金も払いたい。
            
中庭から見える宿泊棟 部屋の壁飾り、この宮殿のマハラジャたちでしょう

客室ではなく公開室です     マハラジャ家族の居室だったのでしょうか
上の写真5枚は夜撮ったものです。ここからは朝です。左は門を入ったら右手に大きく聳える宮殿第1棟。山を背に建っているので、景色のいい落ち着いた雰囲気のホテルになっています。右はマハラジャ用のプールだとか。

後ろの山に上る階段を、早朝から三々五々人々が上っていました。上にイスラムの寺院があるというので、行ってみようとMuさんと上りかけましたが、下りてきた英語の先生ご夫婦が3キロあるそうだと言うので、時間がないし諦めました。朝日がふもとの町を照らしてゆっくり感慨にふけりたいところでしたが、あっけなく最後の日になって、きっと今日も忙しいことでしょう。

インドではどこでも、お湯がなかなか出ないのですが、ここは山ということもあるのかもしれません。夜は何度も停電になるし、やはりお湯が出ませんでした。水シャワーを浴びた人もいるそうですが、私は水で拭くだけにして、朝ゆっくりお風呂に入りました。小鳥の声が賑やかで、バスルームに窓がないから姿は見えませんが、総大理石の浴室で、すっかりリラックス。マハラジャ気分は無理でも、侍女の気分くらいには・・・



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