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雨が小止みになった帰り道、本を示して1冊1000円(100,000ルピア)としつこく迫ってきたのを、バスの中でガイドさんから500円なら買ってください。値打ちですと言われたので、500円なら買うと言い続けてバスの近くまで来たら、諦めて500円で売ってくれました。 そんなぎりぎりまで粘らずに700円くらいで手を打てばよかったかなと心が痛みました。ここからの説明は、大体その本から拾った話です。
メラピ山の大噴火によって6段目まで火山灰に埋もれ、密林によって隠されていた巨大建造物が、1814年、イギリス人のラッフルズによって偶然発見されたといいます。 その後、1842年、オランダ人のハルトマンによる大規模な発掘調査が進められ、1854年に遺跡の大部分が掘り起こされたとか。ただし、今も修理中であり、あちこち欠けたり、中には盗まれたものもあるとか。この建物の本当の目的と意味はいまだになぞだそうで、言われていることはどれも推論だそうです。
バスに戻った頃には雨が小止みになり、出ずに残っていた人たちが上には上がらなくても、下まで行って見るだけでもとジョグジャカルタから一緒だったガイドさんに案内されて、バスから下りていきました。よかったです。せっかくすぐそばまで来ていて、見もしないで帰るなんてどんなに残念か。時間がなくて、ボロブドゥール遺跡群として、一線上に並ぶパオン寺院にはみんな行けず、雨の中、ムンドゥック寺院を車窓から撮っただけ。
今夜の宿は、ハイアット リージェンシー ジョグジャカルタ。昨日のホテルに勝るとも劣らぬ美しく立派なホテルです。だけどここも、プールもスパも何も使う暇はなく、ただ眠るだけ。今日は汗だけじゃなく、雨にも濡れたので、浴槽にお湯を張って暖まりました。洗濯しましたが、ほとんど乾かないでしょう。西洋人さんたちのように、下着までホテルのクリーニングに出すなんてできません。生乾きで日本に帰ることになるでしょう。 |
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