
1日目 2006年2月4日(土) 晴れ
関空発18:45のところ少し遅れて19:00過ぎに出発。ニュージーランド航空は、設備も乗員も質がよく、食事がおいしくて、うれしい旅のはじまりになりました。
スイス・アルプス・ハイキングから帰って以来、ずっと念願だったニュージーランド・ハイキングがやっと実現。ミルフォード・サウンド・トラックを4日かけて歩きとおすようなハイキングはとても無理だから、1日せいぜい7〜8キロくらいをゆっくり歩くツアーがあればと、成田発も含めて大分探しました。何と灯台下暗し。関空から直行便利用ハイキングツアーが最近よく利用させてもらう旅行社からでているというではないですか。ひょんなことから3週間前くらいにそれがわかって、急いで申し込みました。今回の参加者は9名。全員女性。こんなに少ない人数も全員女性もはじめて。気楽な楽しい旅になりそう。
行ってよかった!行けてよかった!お天気がよくて、いろいろ運がよくて、とってもついていた!すばらしい旅になりました。
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前菜
メインの魚料理もデザートも
食べてしまって写真はなし
パンもバターもおいしい |
紅茶茶碗が
いい形 |
朝食の一部
いつもながら食べてから
写真のことを思い出す
隣席の方からお借りして |
2日目 2006年2月5日(日) 曇り
9:55am、約11時間かかってクライストチャーチに到着。もう少し近いイメージを持っていましたが、ヨーロッパと同じくらい遠い。ただ時差は4時間。日本より3時間分東にある国で、夏時間を採用しているから、4時間早い。関空では夜だったので、右はクライストチャーチに着いたあとの写真です。
南半球は真夏のはずなのに、空港の気温が11℃。お昼になれば気温が上るのかと思ったけれどそうでもないようで、どういうことなのか。1日の内に四季があるというけれど、朝は冬?
今日は1日市内観光
あまり都会や買い物に興味がなくて、ここで1日もいらないのになんて思っていましたが、初日にゆっくり買い物できて、留守の家族へのみやげを買えて、後は自分の楽しみに専念できます。
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モナ・ヴェイルの門番の家 |
川が溢れたりしないのだろうか
クライストチャーチの個人の家の庭園は
イギリス本国よりイギリスらしいと言われるそう |
最初に観光に連れて行ってもらったのは、モナ・ヴェイルというオーストラリアで両親が遺してくれた遺産をつかって女性が造ったというイギリス風の庭園と邸宅。今では公園とレストランになっているようです。市内を流れるエイボン川を庭に取り入れた形のゆったりきれいなところでした。
日本では見ないような樹や、色が鮮やかで大きい花がいろいろありました。植物編はこちら。川のカモなど動物(鳥)編はこちら。
左の写真は、サイン・オヴ・ザ・タカヘというどっしりした古い石造りの館。
あまり印象に残っていません。

市内を一望できる小高い丘に行きました。1軒あたりの敷地が広く、
平屋が多いそうで、緑の多い街並みが自慢だそうです
クライストチャーチの中心部にある大聖堂の前は広い広場になっていて、日曜というのに人が多く、さすが街の中心、大聖堂。聖堂の横にそびえる尖塔は鐘楼で、展望台まで上れるそうですが、明日からのハイキングに備えて体力を温存しました。
右上の写真のとおり、広場のあたりは新旧の建造物や、食べものの露店があって面白い。すぐ前にある交番の形と停めてあるパトカーの派手な模様で思わずパチリ。
私たちが泊まったホテルとは別の、大聖堂の右奥にあるホテルの別棟になったレストランで昼食。
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緑の飲み物は
キウィジュース
メインディッシュは
白身の魚
デザートの果物
アイスクリームが
おいしい |
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 午後は、いったん全員で黄色い無料シャトルバスに乗って、スーパーマーケットがいっぱいあるところまで行き、そのあとは別々に行動。
私はもうひとりの一人参加の方とミネラルウォーターだけ買ってホテルへ帰り、近くのみやげものやで家族へのみやげものを買いました。ニュージーランド名産メリノウール100%のセーターは、なんと4〜5万円。いくら後ろめたさの代償といってもむくつけきオノコどもにそんなもったいない!同じくニュージーランド産ポッサムというウサギのような有袋類の毛との混紡で半分くらいのお値段のものを。お店のお兄さんはご自分のものも、と勧めてくれますが、自分はここへ来ているだけで十分。
私たちのホテル、コプソーン・セントラルは見かけももうひとつだし、部屋も狭く、バスタブの小さいのには驚きましたが、よかったのは、大聖堂のある通りに面した便利なところにあって、すぐ前が広々とした緑豊かなヴィクトリア広場ということ。
名前の由来のヴィクトリア女王の像や、キャプテンクックの像、マオリ族のトーテムポール。きれいな花時計。広々した遅い夕方の公園を独り占めしたようないい気分。
公園の向こうの端にエイボン川が流れ、パンティングという、小舟に観光客を乗せてかっこいい若者が細い竿を操り、柳の下をゆったり漕いでいく様子は、まわりのイギリス風の景色に溶け込みなかなかいい。川辺に頭の白い羽色が賑やかなカモや日本とちょっと違う顔のカルガモがいる。鳥のページはこちら。

エイボン川に沿ってしばらく歩くと、バスの車窓から遠くに見えたポプラ並木のところに出て、太くて大きなポプラの木が川の両岸に並んだ様はまるで絵のようで、クライストチャーチの街の印象をとてもいいものにしてくれました。
クライストチャーチにはイギリス風という言葉が枕詞のようについていて、つい私もこのページで何度か使いましたが、イギリスは、乗り換えのため空港内部にいただけ。写真や絵で見たことがあるだけです。いつかイギリス本国のそれも田舎の方へ行ってみたいものです。
ホテルで夕食
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マッシュルームのスープ
この後のメインディッシュは写真なし |
他の人のプディン |
私のデザート
ニュージーランドのお菓子、パブロバ
ふんわりメレンゲ、とても甘い |
ニュージーランドでは最近鹿肉が人気だそうで、多分このときはバイキング形式のメインディッシュだったような・・・
珍しもの好きだから、鹿肉のローストを食べたと思う。それほど臭わずおいしかった |
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狭い部屋、枕もとの絵は
ニュージーランドのしるし羊歯 |
ホテル裏側になる部屋の窓から
さっきのポプラ並木が見えた、うれしい |
ニュージーランドは親日的な国のようで、飛行機のいわゆるスチュワーデスさんで白人女性が、きれいな日本語で今風の接客敬語を使ってサービスしてくれ驚きました。子どもの頃日本に住んで言葉を覚えたという感じではなく、外国人らしい発音とイントネーションだから、勉強して覚えたという印象。
街のいたるところで日本語が見られ、注意書きだけじゃなく、説明も日本語。観光場所、みやげもの屋、ホテルでも。日本から来る観光客が多いということでしょうか。
梅干、おかきとともに禁止されたお茶っぱでしたが、ホテルの部屋に紅茶と緑茶のティーバッグがプラスチック製電気ポットの横に置かれていました。そのポットが、上から下まで一体型に成型された中を洗えそうもない形状で、気持ち悪くて使えず、日本から持っていった簡易湯沸し棒を使って、夜も翌日の朝水筒に入れる分にも使わせてもらいました。
実は、このあとどのホテルもそうかどうか分からず、ここの緑茶残り3パックを全部いただいたのですが、どこのホテルにも湯沸しポットと紅茶と緑茶のティバッグがありました。
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