ニュージーランド・ハイキング

5日目 2006年2月8日(水) 雨のち曇り

クィーンズタウンからテ・アナウ湖へ

泊まっただけのクィーンズタウン。昨日から降り続いている雨の中、後のハイキングに備えてホテルロビーでレインスーツのパンツをはき、早朝7:00いつものようにバスで出発。激しく降り出した雨で、あまり窓の外の景色も楽しめず、添乗員さんも私たちも、ただただお昼寝。
約2時間半後、ルートバーン・トラックへ入る前にガイドさんと合流。バスに乗ったガイドさんの説明を聞きながら、しばらく、今までとまったく景色の違うところを走ります。
まわりの森は、ブナ林らしい。日本のブナと違って、黄葉も落葉もしない常緑樹の赤ブナ、銀ブナ、山ブナの林。ブナがそんなにいろいろあるなんて知らなかった。



キーサミット・ハイキング

ルートバーン・トラックの一部、というか、ルートの途中から分水嶺のキーになる頂(サミット)まで往復するのが、今日のハイキング。
ほとんど雨は上ったけれど、空はどんより低い雲。うわぁ、寒いと緯度の高さを実感します。登山口のトイレ横でレインスーツの上着も着て、ザックカバーも掛けました。
大きなリュックをしょった日本人女性ガイドさんが、植物や小鳥、山の成立、氷河の話など、要所要所で説明しながら案内してくれます。
写真をクリックすると、案内図の拡大図が別窓で開きます
銀ブナ 視界が開けたが、厚い雲が覆ったまま

三段滝、特に説明もなく、何気に滝 銀ブナ、大きい
ここの森は銀ブナ林
他のブナはないらしい
何か分かりますか?
右側に倒れた銀ブナの倒木の根を
左横から見ています
岩盤が固く土が少ないので
浅い根で大木を支えていた

    
銀ブナとコケ、地衣類、シダの森を歩く。
植物のページはこちら
南緯と北緯の違いはあるが、北海道くらいの緯度。
実際、寒いのだけど、コケやシダの多い原生林は
暖かい南方系の風景にも感じられる、独特の風景。

全身黒っぽい草色の小鳥や、
黒と白の小鳥を見たが、
写真は撮れなかった。

ルートバン・トラックの本道との分岐、キーサミットへは右へ
ルートバン・トラックを歩きとおす人たちは
身軽になってキーサミットに寄るようだ
岩場に最初に侵出する植物は
この赤い地衣類

大分高く登ってきたようだ 頂上が近づいた雰囲気

左右に何故かここだけ草原・・・



頂上(919m)に湿原と池、ふしぎな光景、こちらは北向き
まわりの頂がすっかり見渡せる360度の大展望


氷河が通過した痕跡
山頂氷河が三方に滑り落ちて川となったらしい
キーサミットの名のいわれ
方位盤
西:ダーラン山脈、東:アイルサ山脈
北:ハムスロット山脈、南:リビングストン山脈

頂上周回路

強い風を避けて岩の陰でお弁当、今回のお弁当もとても充実弁当
寒くて震えながら食事時の目の前の風景
パンがおいしい、長パンにたっぷりの野菜とハム、ジュース、
オレンジ、フルーツポンチ風、チョコなどお菓子、

この風のなか頂上でお湯を沸かしてコーヒーか紅茶を
淹れてくれるガイドさん
大きな荷物のわけが分かった!
温かくておいしい、ありがとう


頂上の周回路をぐるっと回って下る

吹きッさらしの岩の上にサウス・アイランド・エーデルワイス 何だろう?頂上岩の上に測量機みたいなもの

説明板

雲が大分高くなってきた

ホリド・スパニアドの花のあとが大きい ゴブリン・モスの垂れ下がるふしぎな感じの森


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