ニュージーランド・ハイキング

キーサミットの植物
シダにコケにラン、ジャングルみたい この画面の中だけでも数種類のシダがある
南半球は夏だと思っても、ここは緯度は北海道くらい。気候や気温は緯度だけでははかれないらしいけれど、3000メートル以下でも氷河が残る国。2月だけれどやはり寒い。
そこにこの熱帯か温帯かジャングルのような森。ニュージーランドのシンボルのようなシダもまた大きいこと。とても小さいものも、シダとは見えないものもいろいろありました。
ウーリー・ヘッド
毛玉のように見えるというのが
名前の由来
ロック・クッション
岩を覆うように生えてこんもり
広がっている
ゴブリン・モス
乾燥地のマウント・ジョンにも
あったが、ここのは長い
マウンテン・リボンウッド
下にいっぱい花が落ちていた
見上げると桜の風情?
レッド・アルギ
アルギとは地衣類のこと
岩に最初に侵出する植物
レッド・キャップス、地衣類
白い先端に赤い帽子(胞子入り)
隣のレッド・アルギの仲間に見えます?


右端の黒っぽい茎の長い終わりかけの花は
ニュージーランド・フラックス
葉は細長く硬いので、マオリの人は
服や網、籠などを作ったそうだ
ススキに似た花は、イネ科のフナンガモホ
トイトイという似た植物はもっと穂が蜜で大きいらしい

サウス・アイランド・エーデルワイス
頂上の岩の上で咲いていた
氷河期が終わって以来
どんどん条件の悪いところへ
追いやられているんだね
マウンテン・ヒービーの仲間
日本では、ヘベという名前で
園芸品種になって売られているらしい
デイジーの仲間、ね?
ネイティヴ・ブルーム
空中の窒素を吸収して、茎で光合成している


新緑のような淡い緑の葉の中に赤茶色のコケが幹をびっしり覆っています。深い森の中というわけではなく、風の強いキーサミットの頂上、高層湿原の間で見た景色です。全体の風景も、植物のひとつひとつも独特で、感激しっぱなしのハイキングでした。


マウントクック
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