
7日目(つづき) 2006年2月10日(金) 晴れ
 最後のハイキング、というほどではありませんが、森林散策。さっき勉強したカウリの木の生きている姿を見にいきます。
カウリに行き着く前に、シダの種類の多さに驚きました。特に、人間の背の何倍もある大きな木のシダにはびっくり。右写真の大きなシダは、ブラック・トゥリー・ファーン(そのものずばり、黒い木のシダ)。他のシダや植物は少しだけどこちら。
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体積で2番目に大きい木
森の父、テ・マツア・ナヘレ
幹まわりの太さは1番、16.4m
高さは29.9m |
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森で最初に出会った
大きいカウリの木
6番目の大きさらしい
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1本の根から4本の
巨木に成長した
フォー・シスターズ |
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それまでと違って、森の中に通された
木道を歩いて、ニュージーランドで一番
体積が大きいカウリの木のそばに行きます
上に生えてしまった木は、トタラの木
20年前に上って調査したときに判明
トタラだって大きくなるのに
数百年後、どうなるだろう |
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森の神、タネ・マフタ、
幹のまわりでは、13.8メートルとテ・マツア・ナヘレより
細いけれど、背が高く51.2メートル
樹齢2000年になるそうだ
旅仲間のYaさんは、屋久島の縄文杉を見に行かれたそうで
柵がしてあってこんな近くから見られないけれど、
もっと大きいと言っておられた。
大きな木は、見ているだけで、尊崇の念に駆られる。
魂が宿ると思えてくる。
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帰りは道が混んで比較的スピード遅く
往きほど写真がぶれません、でも逆光
海岸にノーフォークパイントゥリーの三本松、絵になります |
オークランドに近づくと道路は夕方の渋滞。橋の上で停まってしまったから対岸の大都会の様子がよく見えます。
これでニュージーランド・ハイキングの歩きは終わり。オークランドへ帰って昨日のホテルにもう一泊。明日は帰国です。
どうして楽しいことってこんなに早く終わるのかしら。ゆっくりしたいところ、見たいところ、まだまだあるのに。
次にくるときは、花の季節、11月か12月。観光で来るのもいいな。
クライストチャーチのフラワー・フェスティバルで、個人のお宅のお庭拝見、お茶をいただくという経験をした友人が、ニュージーランドに住んでこんな暮らしをしたいと真剣に思ったというのだから、自然も街も魅力的な国、ニュージーランド。
この日の夕食は、ホテルの近くのシーフード・レストランで。建物は、時代がかった石造り。その近くの高級ブランド品いっぱいの免税店も、由緒正しげな建物で、石造りの建物は壊すのは大変だし、こうして利用すればいいのだと思いました。日本では、空調が大変とか、経済効率の悪さから、この程度の古さでは大抵つぶされる運命だけれど。
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