妹に誘われて、2003年10月、初めて秋の信州、八ヶ岳山麓を訪れました。信州へは、亜熱帯といわれる夏の大阪から逃げ出そうと出かける人が多いのか、よく利用するバスツアーも、秋の信州は人が集まらなくて、中止を言い渡されます。自分で自由に好きなところに行ける機動力もなく、宿や交通機関を手配するわずらわしさを乗り越える気力もなく、秋の信州とは縁がありませんでした。


日向木場展望台から
写真集で見る落葉松の黄葉は輝くような黄金色。降り敷いた針のような落ち葉が薄暗い林の中で、そこだけ明るく見えるのも、川底に沈んだのも、美しく珍しい光景と思え、是非この目で見てみたいと願っていました。
今年の夏は異常で、いつまでも涼しく冷夏といわれた後、猛暑が続いて、植物に異変があって当然なのかもしれません。
黄色の木もあるのですが、林全体は茶色の感じです。真っ赤なカエデの写真と同じで、プロが最高の条件で撮った風景が、いつでも見られるわけはないですね。


1日目 10月20日(月) 霧ヶ峰高原、八島ヶ原湿原
2日目 10月21日(火) 日向木場展望台、麦草峠、白駒池、横谷渓谷
3日目 10月22日(水) 尖石縄文考古館
4日目 10月23日(木) 落葉松林