![]() 左股関節置換術についてのページです。 右股関節については、旧サイト“のんびぃのアルバム日記”番外編にあります。 ここでは、入院手術に関する記事が主で、日常生活のことはブログ“日日朗花”の股関節カテゴリーになります。 |
入院手術日記(左股関節) 2014年3月3日~3月18日 |
手術前約1週間ののんびり期間は私にとっていいことだったようで いらいらすることもなく、精神不安定で下痢や血圧低下などが起こることもなく、 ゆったり気分よく、家から持って行った藤沢周平短編集や札幌で買った軽い旅行記などを読んで過ごしました。 ![]() 道路のライトがオレンジで、細い白樺の枝にびっしり霧氷がついているのはきれいです。 こちら側は朝日は射さないのですが、夜明けと同時に溶け始めてあっという間に元通りの枝色になりました。 9時過ぎに執刀医の石部医師の回診があり、9時半に浣腸。 2度目の手術ということであまり不安はないのですが、 前回この浣腸で血圧低下、吐き気が起こって、トイレでナースコール、車いすでベッドに運ばれたので、 また同じことが起こるのではないかとビクビクしましたが、今回は自分一人でするのじゃなく看護師さんがしてくれました。 他の人たちは、自分一人でしている様なので、やはり、前科ありということでしばらく見守られたようです。 大変な大手術だけれど、手術自体は自分の知らないうちに始まって終わってしまうから 本人は、その前後のあれこれのほうが心配で、これでもう、半分すんだ気分になりました。 ![]() 10時に手術室までの移動に着る長衣に着換え、点滴が始まりました。点滴は手術後もずっと4日間続きます。 1人目が9時から始まって、2人目3人目と早くすんだようで、15時頃の予定より大分早く、14時25分に手術室に入るようにと声がかかり、 14時10分から、長衣に下ばき1枚以外は全部脱いで、点滴具を引っ張って手術室に歩いて行きました。 5年前はストレッチャーに乗せられていった覚えがあります。 手術室に入る前に空室3室通り抜け、いずれも、連れて行ってくれた看護師さんが壁の下方に開いた穴の中に 靴ごと足をけりいれてドアを開けて、遠く感じた広い手術室に入りました。 看護師さん3~4人、麻酔医さん、挨拶が済んだところで、石部医師現れ、背骨の注射が打たれました。 前回と同じ、麻酔切れ後の痛みを緩和する処置です。 次に、口と鼻に酸素マスクをかぶせて、順に、無臭、少し臭う、薬臭い気体に変わってすぐに意識がなくなりました。 病室の自分のベッドを手術室まで運んでくれたのに乗せられて、部屋に帰りました。3時50分。 手術にかかった時間は多分1時間20分くらいかと思われます。 前回右足の時に、大腿骨にひびが入ったので、今回は、時間をかけて慎重にゆっくり人工物を埋めたのでしょうか。 術後見せていただいたレントゲン写真にワイヤはありませんでしたし、先生も何もおっしゃいません。 やっぱり、石部先生、すごい! ![]() 手術当夜の腰の重だるさを覚悟していましたが、それは全然なくてむしろ、傷口が痛くて眠れず、 夜中に痛み止めの座薬を使ってもらいました。 前回に比べて夜のしんどさはあまり感じず、楽でしたね。でも、朝が待ち遠しいのは同じです。 やっと夜が明けた6時頃になって、ムカムカ、冷や汗、気分が悪くなりました。吐きたくなりましたが何も出ません。 その後ずっとムカムカが続き、朝食はとても無理。昼食前にリハビリ士さんが来て、 足首上げから、一通り、リハビリ体操をしました。腹筋9回で気分悪くなり、冷や汗。 無理しないでと言いつつ、軽くリハビリは続きましたが、血圧が100を切ったところでいったん中止。 傷口が痛いと訴え、痛み止めを点滴に足してもらって、少し眠れて、血圧復活したらすかさず、リハビリが続きます。 昼食をおかゆにしてもらい、3口くらいと梅干1個食べられて、大分むかつきが治まりました。 ![]() 5年前は、4日間だったし、血栓予防には、お腹に皮下注射を朝夕打たれましたが、 今回それはなく、飲む錠剤になりました。 とても無理だと思っても、リハビリ士さんあきらめず、どんどん進めて、午後には歩行器を使って室内を歩く許可が出て、 オシッコの管が抜かれました。 室外に出るときには看護師の付き添いが必要ということで、 自由に出られるようになるまでは、売店、自販機、洗濯を自粛しました。 |
![]() 入院15日目(退院日) 入院8日目~14日目(退院前日まで) ![]() 入院2日目~5日目 入院1日目 手術前検診と貯血のため札幌へ (13年12月15日(日) 右股関節手術後5年検診 と、左手術の依頼 |