変形性股関節症日記Ⅱ

             左股関節置換術についてのページです。
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            ここでは、入院手術に関する記事が主で、日常生活のことはブログ“日日朗花”の股関節カテゴリーになります。            
            

 


   入院手術日記(左股関節)      2014年3月3日~3月18日

入院15日目(退院日)
2014年 3月 18日(火)

退院2日前の血液検査、股関節レントゲン、股関節CTは問題なく、
日曜日で休みだった下枝静脈エコーは翌日受けて、
それも大丈夫ということで、予定通り15日目の18日に
退院と決まりました。
下肢静脈エコー検査は最後で、すっかり退院の気持ちでいたところに血栓が見つかって退院延期になった人はがっかりだったでしょうね。
だけど、血栓は怖いから見つかってよかったわけで、
ちゃんと治療してからの退院になられたことでしょう。

手術数日前にリハビリ室で認知症テストを受けました。
70歳以上の人に受けてもらっている簡単な問題です。固くならずに答えてください、と言われましたが、
明らかに認知症テストで、帰宅後調べたら、長谷川式簡易知能評価スケールそのものでした。
物忘れとばかり言えない脳の衰えに愕然として、一度受けてみたいと思っていたので、いい機会でした。
最後のあいうえお探しの長文問題は、全文ひらがなの中からあいうえおをチェックしつつ話の筋を理解して後で説明するという高度なテストでした。
前半というか、最初の4分の1ほどは話の内容を確かめながら読んでいきましたが、
途中からは、あいうえおを探すことに熱中してまったく中身を読んでいませんでした。
集中力持続力の検査だったのでしょうか。 その長文問題までは、答えられないことは何もなかったと思うので、認知度は、ま、ふつう程度でしょう。
このテストで認知症度が進んでいると認定されても、手術自体を取りやめることにはならないのでしょう。
だけど、その後の生活全般に自力でのリハビリの実行や、脱臼しないように気をつけなければならない
危ない姿勢を理解できないのでは、手術の意味があまりないように思えます。

昨日から札幌に来てホテルで泊まってもらったつれあいには、9時半に病院に迎えに来てもらいました。
必ず身内か知人の迎えがないと退院させてもらえないシステムになって、
以前のように、1人で来て1人で帰って行くことは許されなくなりました。
それにしても、高齢の一人暮らしが増えているし、気軽に北海道まで
迎えに来てくれるように頼める身内や親しい知人の見つからない人は、大変ですね。

新千歳空港まで通常の半額で行ってくれるタクシーがとても便利だと教えてもらっていたので、
枕元のパソコンで定額タクシーをやっているタクシー会社のなかからよさそうなところを探しておきました。
だけど、私はバスが好きだし、つれあいもどう言うか分からないので、一応、バスの時間も調べました。
第2の職場がホテルだったつれあいは、昨夜泊まったホテルについても、
ビジネスホテルとしてはなかなか大したものだと、設備、食事、人を高く評価して、
空港リムジンバスの始発が近くのア○ホテルと知って、行ってみたそうだったのでバスにしました。
前日、リハビリの最後にステップの高いバスに乗り降りする場合の稽古をしてくれてよかった。
股関節手術後1週間でこの高さを上るのかと一瞬ひるむほどの高さでした。多分50センチくらい。
だけど、両手で捕まって自力で何とか上れました。

何故か空港内は閑散としていて、土産物を選ぶのも食事をするのも簡単にできました。
食後30分は動きたくない私と、じっとしていられないつれあいでは一緒の行動は無理で、
私がベンチで休憩している間、初めてでもないのに、あちこち探検して歩いたようでした。

朝からふわふわと雪がちらつくあいにくの天候でしたが、飛行機は予定通り飛んで
神戸空港に6時半に着きました。
それにしても、帰りの飛行機はきつかったです。
まさにエコノミー症候群。腫れあがっている左ももが痛くて、じっと座っているのも、
ときどき足を上げたり足首運動をしたりしても2時間弱とはいえ、つらかった。
新千歳と神戸との往復は便利で安くていいんだけど、
帰りは、ちょっと遠くても、多少高くついても、他の空港へのゆったり座席をとって帰ればよかったと思いました。

2週間に及ぶ入院。大変な手術とリハビリを終えて一応退院しましたが、1か月検診が済むまでは、
入院と同じ生活をと言われています。無理せず、だけど、リハビリ頑張って、少なくとも退院時よりは
軽快に歩け、動けるように、頑張らなくては。

石部先生のことば、「半ばは人のために、半ばは自分のために」を思い出します。
この手術によって、自分自身が楽になり、幸せになるのは無論ですが、
人の役に立てる喜びも得ることが出来るようになりました。どんなことがこの先起こるかはわかりませんが、
この言葉をかみしめてこれからの人生を楽しみたいと思います。





入院8日目~14日目(手術後~退院前日)

入院6~7日目(手術日と翌日)

入院2日目~5日目

入院1日目



手術前検診と貯血のため札幌へ
(13年12月15日(日)




右股関節手術後5年検診
と、左手術の依頼







変形性股関節症日記
(2008年~2011年)



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