奈 良 散 歩

             奈良は、古都といっても市内も郊外も京都と雰囲気が違います

            
            都が置かれた時期が古く、建物も仏像も古風でおおらかで

            
            日本最古といわれるものも多く、どこを歩いても歴史を感じます

            

   


唐 招 提 寺

2014年 6月 6日(金)

5日から公開されている御影堂参拝には、雨の平日こそ最適だとつれあいに言われて
曇ったり降ったりの予報の中を、久しぶりに唐招提寺に行ってきました。


南大門を入ってすぐ見える金堂正面 左は鼓楼、奥が金堂の裏側、右は講堂



平成の大修理を終えて何年になるかな 金堂

堂内には建物と同時期に解体修理された、盧舎那仏坐像、薬師如来立像、
十一面千手観世音菩薩立像の巨大三尊像が祀られています。
久々に目にした奈良の大きい仏像。何度来てもその大きさに圧倒されます。



 
校倉造の宝蔵 鑑真和上の新しい像が祀られた開山堂


毎年、6月5日から3~4日間は、鑑真和上像を祀った御影堂が公開されますが
普段、像を目にすることはできないので、老朽化した開山堂を改修するのに合わせて
「御身代わり像」を作成、ここに祀って、いつでも参拝できるようにしてあるのだそうです。
現在の像の姿を写してあるので、一見鑑真和上像そのもののようですが
作り方塗料など本物と同じように作られた模造作品です。


御影堂南側の庭 金堂そばの林


昨日は開山忌舎利会、今日は、大学の先生の講演会で、招待者様特別仕様の入り口などあり、

雨の平日というのに一般参拝見学者も結構多くて、盛況でした。

御影堂の、鑑真像も東山魁夷画伯の襖絵も、すばらしく

本物を見ると、こんな色合いだったのだと新たな感動が湧きます。

偉大な画家の壁画の前に座って至福の時をすごしました。

ちょっとの疲れは、駅前の蕎麦屋さんでお昼を食べて元気が出て、薬師寺にも入りました。




斑鳩
法起寺、法輪寺、法隆寺
(2013年4月15日)






散歩日記





のんびぃの日記帳





唐招提寺(2007)
唐招提寺・御影堂(2007)


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薬 師 寺

薬師寺で唯一創建当初のまま残っている東塔が、現在、解体修理中で
それがどんな風になっているのか気になっていたのでその様子だけでも見るつもりで
唐招提寺の帰りに行ってみました。
だけど、一番大好きな東塔が見えないからと言って、他を素通りはできません。
聖観世音菩薩のたおやかでありながら凛々しい姿を拝もうと
東塔の東に建つ東院堂にも靴を脱いで上がりました。
少し疲れたと薬師寺をとばさないで良かった。久しぶりの古代仏像。
金堂の薬師三尊像も、講堂の弥勒三尊像、初めて拝観した十大弟子像も
どれもよかったです。


門からのぞき見ると遠くに東塔修理の覆屋 間近で見るとさすがに大きい
東回廊、左奥に見える建物は東院堂 西塔



南大門から見た金堂
写真をクリックすると案内板の拡大画像がでます

金堂から見た講堂


東塔修理状況を覆屋に写真パネルにして飾り、説明してありました。
全体写真以外は、写真をクリックすると拡大画像が出ます。

覆屋下部 修理前の調査報告1
修理前の調査報告2 修理工事の概要
修理工事の概況






薬師寺(2007)

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