1日目 2月21日(日) 今まで、行きたいと思ったことはなかったけれど、最後の海外旅行に、 ハワイ諸島のでき方の面白さを目にできるようだし、きれいな景色を楽しめそうと ハワイ4島めぐりという団体ツアーを選びました。  相変わらず、空港の混んでいること。十分時間の余裕をみて行ったのに、 たくさんの集団が長く並んでいて、荷物や身体のチェックも厳しく、ゲートまでなかなかたどり着きません。 あわよくば夕食をラウンジで軽食でもと考えていたのは、あてがはずれました。 時間もなかったし、夜だからクッキーも残っていなくて、かろうじて暖かい紅茶と持って行ったお菓子で 夕食を済ませることになりました。恐るべし、隣国からの大勢のお客さんたち。  21：25、ハワイアン航空で関空を出発。約7時間5分でホノルルへ。 途中で日付変更線を越え、同じ日が続いて、儲かった気分。帰りに1日損した気分になるのだけど・・・。 どの島か分からないけど、島影が見えて、間もなくホノルル着。 心配していた携帯電話の時刻は、その時点で、自動的にコメント付きで現地時間に更新されました。 念のため、アナログの目覚まし時計を買って持って行きましたが、携帯の時刻が正しければすべてOK。 ホノルルからそのまま国内便でハワイ島に向かいます。（飛行時間 47分）   タラップが階段じゃなく、スロープになっていて、老人や足腰の弱い人は助かるね。  ビッグアイランドと呼ばれるハワイ島の西岸にあるコナのホテルに荷物を置いて、昼食。   その後、チェックインまでの時間、街の散策に繰り出しました。 月に1度しかないという歩行者天国の出店を冷やかしながら、ハワイ最古の教会モクアイカウア教会へ。 この教会のなかでしばらくお話を聞いているうちに、疲れていたのか、私も隣の人もうとうとしてしまいました。 15～20分くらいだったと思うけれど、終わって立ち上がろうとしたら、前の席に座っていた旅仲間の一人で、 ひとり参加の女性から、私が勝手に彼女の袋を開けて中のカーディガンをベンチの下に落としたと言って怒られました。 えぇー！確かにうとうとしていたけれど・・・そんなこと、する？ だけど、かんかんになって怒っておられるし、「私、寝ぼけていたのかしら？」と言ってみました。 ひとつ前の背もたれのあるベンチに座っておられたその人のポリ袋をとって、中からカーディガンを出して捨てる？ 何ぼなんでもありえないよ・・・。でも、「寝ぼけてなんかいない。何でそんなことするの？」とかんかんです。   実はこの方、関空で出会ってから、空港職員に5ドル紙幣を4枚抜き取られたなど、 ときどき、こういう被害妄想的発言があったり、 人の話に、全く関係のないことを口にして割り込んできたりして、子供のようだとか、 もしかして、軽い認知症かと感じていたのでした。 ところが、この後、通りのABCストアで水を買おうとして、ドルを持って来ていないことに気づいて困っていたら、 この方が、立て替えてくれたのでした。思い込みでかんかんに怒っておられたし、 私は彼女の言葉を否定しませんでしたが、謝ったわけではないのです。それでも、こうして助けてくれました。 悪意やいじわるでなかったことが分かります。 もちろん、すぐにホテルに帰ってドルをお返ししました。 初めての買い物だったから小銭が無くて、きっちりにできなかったけれど、お礼の気持ちに、 ハワイらしいかわいい紙製の爪磨きをお渡ししたら、すかさず、かわいくて小さいボールペンを買って返されました。 そのまま受け取ってもらえたら嬉しかったけど、仕方ない。 それでも、これ以後、お互いにこだわりなく接することが出来てよかった。  向うに見える舟型のホテルが今夜と明日の我らのホテル。  部屋は比較的広く、何より、海が見えるのがうれしい。 案じたとおり、昼も夜も、入れ歯に厳しい食事。ただ有難いことに、どんな場合にも ナイフとフォークがつくので、パンも卵も細かく切り刻んで、がんばって食べましたよ。   このホテルに2泊。あと、3つのホテルに4泊しましたが、どこも、お風呂の仕様が昔風で、 ヨーロッパ風というか、分かりにくくて、ゆったりくつろげる雰囲気でなかったのが残念でした。 軽っぽくても日本の今風に便利なのがいいですね。 |
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